Top page > Topic > 2005年1月3日の長崎新聞に掲載されました
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長崎新聞の2005年から始まる企画
「ただいま商い中−頑張る県内商店主」の第一弾に
弊社社長を取り上げて頂きました。
記事内容
 経済団体の代表でもないのに、新聞紙上によく登場する商店主がいる。長崎市新地町の本間宝石社長、本間克弘さん(六二)。時事ニュースに即したユニークな催しや商法を企画、話題を提供している。
 最近の例では、アテネ五輪にちなんで「日本の金メダルの獲得数を予想し、当たれば抽選で金貨を贈呈」というクイズや、高知競馬場で人気の競走馬「ハルウララ」の馬券プレゼント−など。話題づくりに熱心なのは集客効果を狙っているのはもちろんだが、「お客さまに少しでもニコッとしてもらいたいから」だ。
 本間さんは二十四歳の時、服飾デザイナーだった父の勧めでさんご製品の販売を始めた。店舗を持たず、バッグに商品を入れて顧客を訪ねる「かばん屋さん」だった。
 数ヵ月後には宝石も取り扱うようになったが、仕入れ先の言うことには間違った知識もあり、「自分で納得しなければ売れない」。九州地区の同業者と研究会を設けて勉強に打ち込んだ。
 ただ、商売自体は我流。そこで十数年前に長崎商工会議所の経営者講習会に参加、感じるものがあったという。「売る、のではなく、買っていただく状態をつくること。お客様の気持ちを動かす努力が大切」。以来、ダイレクトメール一枚でも惰性で書いたことはない。
 「時代という大きな流れの中で商売人は浮いたり沈んだり。だが、お客さまはわれわれとかかわって少しでも幸せになってほしい。自然災害やテロなど暗いニュースが多い今だからこそ、そう願う」と言う。
 今年は開業四十年目。早速うれしい出来事がある。「一番最初のお客さまのお孫さんが婚約するんですが、その婚約指輪を依頼されまして」。商売を続けてきてよかった、そんな思いを本間さんはかみしめている。